スケジュール設定

  • 売上取込と印税計算、支払のスケジュールを設定します。

スケジュール設定で行うこと

  • 支払サイクルの設定
    • 支払のサイクル(毎月/隔月/四半期ごと/半年ごと)を設定します。
      • 全支払先共通のサイクルとなります。
  • 支払を行う売上計上月の紐づけ
    • 支払月の集計対象となる売上計上月の紐づけを行います。
      • 売上計上月1月の印税集計結果の支払月を、2月、3月、4月等、任意に設定可能です。
      • 仮に四半期ごとの支払の場合、売上計上月1~3月の印税集計結果を、5月に支払、といった設定を行います。
    • 売上計上月は、印税明細書に売上月として表示されます。
      • 該当の売上計上月に、販路ごとの何月販売分の売上明細ファイルを取り込むかの設定については、「販路マスタ」のサイト設定で指定します。
  • 印税計算のタイミング
    • 印税計算を毎月(売上ごと)行うか、支払単位(支払ごと)で行うかを指定します。
      • 支払単位の場合、たとえば四半期に一度の支払で1~3月の売上の印税集計を行う場合、3月まですべての売上取込の後、印税計算を1度の処理で行います。
      • 売上ごとで毎月行う場合は、各月ごとの売上取込の後、印税計算を各月ごとに行います。
  • スケジュールの設定
    • スケジュールの定義設定後、対象年度のスケジュールを作成します。
      • スケジュール作成が完了すると、「売上取込」画面に売上計上月ごとの売上取込用販路一覧が表示されるほか、「印税計算」「支払処理」画面にスケジュールが反映されます。

スケジュール設定手順

  • 編集ボタンをクリックし、スケジュール設定定義を行います。
  • 設定内容の詳細は、下記「スケジュール設定項目」をご参照ください。
  • 設定完了後、更新ボタンで確定させます。
  • 続いて、スケジュール作成・削除をクリックし、スケジュール作成年を選択して、作成をクリックします。
  • スケジュール作成のためには、「販路マスタ」での事前の販路登録が必要です。登録済かつ有効な販路がスケジュールに反映されます。
  • 該当年度のスケジュールが、「電子書籍」-「売上取込」/「印税計算」、および「支払管理」-「支払処理」画面に反映されますので、設定状況をご確認ください。
  • 作成したスケジュールは、売上ファイル取込前であれば、年単位での削除と再設定が可能です。

スケジュール設定例と、設定内容の確認

  • ここではスケジュール設定の具体例を紹介します。
  • 設定作業完了後、反映結果を本マニュアルに従ってご確認いただいたうえで、売上取込作業の実施をお願いいたします。
  1. スケジュール設定定義を以下のとおり設定。
    • 電子印税は四半期ごとに支払を実施。
    • 印税計算は”売上の翌月に”実施するで設定。
      • 3月支払:10月、11月、12月売上分
      • 6月支払:1月、2月、3月売上分
      • 9月支払:4月、5月、6月売上分
      • 12月支払:7月、8月、9月売上分
▲「スケジュール設定定義」完了後の画面
  1. スケジュール作成・削除で2022年を選択し、作成をクリックして、スケジュール作成を実施。
▲「スケジュール登録・削除」画面
  1. 「電子書籍」-「売上取込」メニューにスケジュールが反映されます。
    • 下記画面は、売上計上月:2022年04月の表示例です。
    • 「販路マスタ」で速報値有無ありとしている販路は、速報値と確定値の取込ボタンが表示されます。
    • 取込予定のデータに表示される月は、この売上計上月に取込を行うべき、販路での書店販売月を示しています。記載された書店販売月の売上ファイルの取込を、ここで実施します。
▲「売上取込」画面
  1. 【参考】販路マスタ設定状況
    • 取込予定のデータ表示月は、「販路マスタ」のサイト設定に従って設定されます。
    • 今回の「販路マスタ」設定例は、下記画面となります。下記サイト設定の設定内容と、上記取込予定のデータの表示月との関係をご確認いただき、設定作業を進めてください。
▲「販路マスタ」画面
  1. スケジュール設定結果は、「電子書籍」-「印税計算」メニューにも反映されます。
    • 支払年月に対する対象の売上(計上月)、計算予定日が正しく設定されているかを、この画面でご確認ください。
    • 表示の年度は、「基本設定」の会計年度開始月の設定に従い、計算予定日の年月で振り分けられます。
▲「印税計算」画面

スケジュール設定項目

項目説明
印税計算予定日付印税計算の予定日付を設定します。
「印税計算」画面の「計算予定日」列に、対象の売上計上月ごとの計算予定年月日が表示されます。目安としてご利用ください。
土日ずらし設定前倒し/変更なし/後ろ倒し より選択。
取込予定日/印税計算予定日/支払日が、土日にかかった際の対応を指定します。
印税・支払のサイクル設定電子印税の支払サイクルと、支払対象となる売上月の指定を行います。
 ※支払タイミングは、毎月/3か月ごと/半年ごと等、任意に設定可能です。
 ※支払スケジュールの個別設定(支払先/商品/発行形態ごと等)は、現在非対応となります。
 支払は▼支払月を指定します
 印税計算は▼に実施する印税計算の実施単位と時期を設定します。
 売上ごと :売上月ごとに、売上当月に毎月集計
 売上の翌月:売上月ごとに、売上翌月に毎月集計
 支払ごと :支払月単位で、支払対象の売上月分を支払当月にまとめて集計
 支払の前月:支払月単位で、支払対象の売上月分を支払前月にまとめて集計
 対象の売上月は▼指定した支払月に対して、支払対象とする売上月を指定します。複数指定可能。
ex)3か月ごとに支払を行う場合、売上月を対象の3か月分指定します。
 サイクルを追加設定完了後「サイクルを追加」のクリックで、該当支払月のサイクルが登録されます。
支払月の数だけ、同様の設定・追加を繰り返してください。
 例)毎月支払の場合12回、3か月ごと支払の場合4回繰り返します。
支払スケジュール月次設定

毎月の支払日を指定します。
※支払日付は1件のみ指定可能です。
※支払を月末に行う場合、「31」を指定してください。31日がない月は自動的に前倒しされます。また、土日ずらし設定が反映されます。

※ここで設定した日付と別の日に振込を行う場合、「支払管理」-「支払処理」の一覧画面で、該当する支払年月行の右端・・・アイコンをクリックし、「支払スケジュールを調整する」で、個別に支払日を指定可能です。

支払処理開始年月PUBNAVI利用開始時の、初回の支払年月を指定します。
※PUBNAVIでは前回支払処理を確定としないと次の支払処理を実施できない制御が行われています。これを回避するため、初回利用時に必ず設定してください。
設定を行わない場合、登録・計算の必要がない過去月のスケジュールが作成され、当該月の支払処理を行うために、過去月の作業スケジュールを登録データがないまま「完了」と操作するお手間が生じるケースがあります。