- ここでは支払集計と各種帳票の出力、および支払処理を行います。
支払処理操作手順
画面の表示を更新するボタンです。
支払を集計する
- 支払処理を行う年度を< >で選択します。
- 年度は、「基本設定」の会計年度開始月の設定に従い、支払年月表示が振り分けられます。
■支払集計画面の表示項目
項目 | 内容 |
---|---|
支払年月 | 支払年月を表示 |
操作 | 支払処理作業のステイタスを表示 支払集計:対象の支払月の支払集計を行います。 ![]() 集計確定:支払集計結果を確定し、支払先ごとのお支払通知書および各種明細書PDFを出力します 案内送付:作成された支払通知PDFを、メール、郵送等で送付します 支払処理:銀行に振込依頼を行うためのFBデータをダウンロードします 完了:当該支払月の支払処理が完了したことを示します |
支払予定日 | 「スケジュール設定」で設定した支払予定日を表示 |
支払額合計(税抜き) | 支払集計を行うと、支払額合計を表示 |
![]() | 支払集計を行うと、![]() 集計確定を行うと、支払明細の確認で支払先ごとの支払通知PDFのダウンロードが可能となります |
![]() | 該当支払月に対する操作メニューが開き、「支払をやり直す」「送付をやり直す」「確定をやり直す」「集計をやり直す」で、処理の巻き戻しが可能です また、「支払スケジュールを調整する」では、お支払通知書に記載される支払予定日の指定が可能です。 |
- 支払処理を行う対象の支払年月の
ボタンを押します。

- [支払集計の開始]ダイアログが表示されるので[実行]ボタンを押して印税と編集原価の支払集計を行います。

明細で結果を確認する
- 支払集計が完了すると、行右端にある
ボタンが有効になるので、このボタンを押します。
- [支払明細の確認]ダイアログが表示されるので、内容を確認します。

- 左上の
をクリックし[すべての明細情報]を選択すると、明細情報EXCELファイル(支払処理明細_yyyymm.xlsx)がダウンロードされます。
- [支払通知][印税明細][印税内訳][売上明細][各種お支払明細][前払金精算明細]の6つのシートで出力情報を網羅的に確認することができます。
- [支払通知]には、お支払通知書の記載金額等が、支払先別に出力されます。
- 適格請求書発行事業者登録番号(支払処理時点)の項目には、お支払通知書PDFに記載された適格請求書発行事業者登録番号が記載されます。
- ここでの記載は、該当年月の「支払処理」時点での出力内容を保持し、出力します。
- 「支払処理」確定後、支払先マスタで適格請求書発行事業者登録番号および適格請求書発行事業者登録番号適用日が登録/修正/削除が行われた場合でも、その内容は反映されません。お支払通知書PDF発行時の記載内容が確認可能です。
- 初回支払集計後に支払処理明細EXCELをダウンロードした時点では、適格請求書発行事業者登録番号(支払処理時点)は空欄となります。集計確定を行い、お支払通知書PDFの生成後にダウンロードしたEXCELでの記載となります。
また、確定をやり直すを行った場合、その時点では前回確定時の値を保持して出力します。再度集計確定を行うと、最新の出力情報に更新されます。
- 適格請求書発行事業者登録番号(支払処理時点)の項目には、お支払通知書PDFに記載された適格請求書発行事業者登録番号が記載されます。
- [印税明細]には、「各種設定」-「帳票設定」の明細ページ-印税明細の指定に従った明細情報が出力されます。
※詳細は、「マニュアル」-「印税計算」に記載の電子印税明細書の表示カスタマイズについてをご参照ください。 - [印税内訳]には、出力可能な全項目+αの項目と共に、商品×書店名単位の最も細かい粒度での明細情報が出力されます。
※印税計算は、この[印税内訳]の出力行単位で行い、端数処理が行われます。「帳票設定」でタイトル単位等にまとめたり、書店名等の非表示により明細行がまとめられた場合、端数処理後の合計で印税金額が表示されることから、「帳票設定」で表示設定した単位で印税計算し端数処理した値との差異が発生する可能性があります。
- [支払通知]には、お支払通知書の記載金額等が、支払先別に出力されます。
集計を確定する
- Excelでの明細内容の確認に問題がなければ、
ボタンを押します。

- [集計結果の確定]ダイアログが表示されるので[実行]ボタンを押して確定させます。
- この画面で、支払通知書に記載される発行年月日の指定が可能です。画面右下の発行年月日を修正のうえ、[実行]を押してください。(デフォルトは作業当日の日付となっています)

お支払通知書を確認する
- 確定処理が完了したら、行右端にある
ボタンが有効になるので、このボタンを押します。

- [支払明細の確認]ダイアログが表示されるので、左上の
をクリックし[すべての帳票]を選択すると、帳票をまとめたzipファイル(statement-all.zip)がダウンロードされます。
- ダウンロードした.zipファイルを解凍して作成される帳票(PDFファイル)は、ファイル名の先頭に[支払先コード]が付記されています。(例:P001-202207-statement.pdf)
- 行左端の
ボタンを押して、支払先毎に帳票をダウンロードすることもできます。

- お支払通知書の出力項目や体裁、支払先マスタの登録内容と出力内容の関係等を事前に確認できます。
- また、お支払通知書には上記のサマリーページの後に「電子印税明細書」「電子売上明細書」「各種お支払明細書」[前払金精算明細]*1 が出力されているので、著者へ送付する報告書として事前に確認することができます
- 「お支払通知書」「各種お支払明細書」表示項目の詳細は、頁下部のこちらをご参照ください。
- 「電子印税明細」「電子売上明細」表示項目の詳細は、「マニュアル」-「印税計算」に記載のこちらをご参照ください。
- 「前払金精算明細」表示項目の詳細は、「マニュアル」-「前払金」をご参照ください。
*1 「電子売上明細書」と「各種お支払明細書」[前払金精算明細]は[添付する/しない]を「帳票設定」画面で設定できます。
印税計算のステップで確認した「電子印税明細書」「電子売上明細書」と何が違うの?
このステップでは支払対象期間すべての「電子印税明細書」「電子売上明細書」が作成されます。
案内送付する
- お支払通知書の確認に問題がなければ
を押します。

- [支払案内の送付]ダイアログが表示され、支払先毎の内容が一覧表示されます。

- デフォルトでは、全ての一覧が表示されます。
- 左上の
のクリックで、「支払先マスタ」で指定したメール/郵送/その他/不要/全てごとに表示の切り替えができます。
- 支払通知をメールで送付する場合、ここでメールを選択します。

- 左上の
で、支払先宛の一括送信を行います。
- そのままボタンを押した場合、未送信の支払先に対しての送付を行います。
- 送信済み支払先も含めて送る場合は、ボタン右の▼を押し、
の選択で送信を行います。
- 行左端側の
で、支払先ごとに個別のメール送信が可能です。
- 同一宛先に同内容のメールを連続で送信した場合、後に送信したメールがキャンセルされるケースがあります。5分以上間隔を空けて送信してください。
- 支払通知書をプリントアウトし郵送で送付する場合は、ここで郵送を選択し、左上の
のクリックで、郵送の支払先宛の帳票のみをまとめたzipファイルをダウンロードできます。
- 行左端の
のクリックで支払先毎に帳票をダウンロードすることもできます。
- すべての通知作業を終えたら、[完了にする]を押して支払案内の送付を完了させます。
支払処理を行う
- 支払案内の送付が完了したら、
を押します。

- [支払処理]ダイアログが表示されます。ここで[FBデータをダウンロード]ボタンを押すと全銀協フォーマットのファームバンキング用の振り込み用ファイル(fb.txt)をダウンロードすることができます。

- [完了にする]を押すことで、全ての作業が終わり、ボタンが
になります。

支払閾値未満での支払通知書発行について
- 「基本設定」で支払閾値に金額を指定している場合、支払金額(税抜)が閾値未満の場合、支払は行われません。
- 閾値未満の支払先への支払通知書発行を行うか否かは、選択が可能です。
「基本設定」の閾値未満支払通知で「通知する」/「通知しない」を選択してください。※デフォルトは「通知しない」。
閾値未満支払「通知しない」
- 閾値未満の支払先に対するお支払通知書、明細書が発行されません。
- 閾値がクリアされた場合、お支払通知書と共に支払保留分を含めた明細書が出力されます。
閾値未満支払「通知する」
- 閾値未満の支払先に対しては、繰越しを通知するお支払通知書と明細書が発行されます。
- 対象期間中に売上があった支払先にのみ発行されます。売上0の支払先には発行されません。
- 繰越した金額は、次回のお支払通知書の内容欄に「前回繰越金額」として記載され、繰越分の明細書は発行されません。


お支払通知書 表示項目

項目 | 内容 |
---|---|
①帳票コード | 「帳票コード」を下記書式で出力 PA-[支払先コード]-[支払年月] ・「帳票設定」の帳票コードで、表示/非表示の選択が可能です。 |
②宛先 | 「支払先マスタ」で登録した郵便番号、住所1、住所2、宛名、適格請求書発行事業者登録番号を順に出力 ・宛名は、デフォルトでは支払先名+様を出力します。 ・宛名1、宛名2の登録があった場合、支払先名に代わり出力します。ペンネームや企業の部署、担当者名等を記載したい場合ご利用ください。 ・宛名敬称の登録があった場合、様に代わり出力します。 |
③発行年月日 | 「支払処理」の集計結果を確定の画面で指定した年月日を出力 |
④送付元 | 「基本設定」で登録した郵便番号、住所1、住所2、部署名、担当者名、TEL、FAX、メールアドレスを順に出力 ・記載不要の項目は空欄としてください。 |
⑤挨拶文言 | デフォルト文言を変更したい場合は、「帳票設定」の挨拶文言-支払通知書PDFで登録 |
⑥お支払合計額 | 消費税、源泉税を加味した支払合計額 |
⑦支払予定日 | 「スケジュール設定」で指定した支払日付 ・ ![]() |
⑧内容 | 電子印税/各種お支払/前払金精算/前回繰越金額 を表示。 ・明細はそれぞれ「電子印税明細書」「各種お支払明細書」[前払金精算明細]に出力されます ※前回繰越金額に対応する明細は出力されません |
⑨支払金額(税抜) | 内容に対応する支払金額 |
⑩税抜合計額 | 内容に対応する支払合計金額 |
⑪消費税10% | 消費税金額 ・消費税の課税/非課税は、「支払先マスタ」の消費税の有無の設定に従います。 ・無と設定した支払先は、「0円」の表示となります。 |
⑫税込合計額 | 税込み合計金額 ・「支払先マスタ」の消費税の有無を無と設定した支払先は、⑩税抜合計額と同額が記載されます。 |
⑬源泉税額 | 源泉税額 ・源泉徴収の有無は、「支払先マスタ」の設定に従います。 ・源泉税率は100万円未満10.21%。100万円以上20.42%。 ・源泉徴収の対象「税込み支払額/税抜き支払額」は、「基本設定」の指定に従います。 ・源泉徴収の対象を税込み支払額とした場合でも、消費税の有無を無とした支払先は、税込合計額=税抜合計額で源泉税額を計算します。 ・海外居住者で源泉税率が異なる場合、「支払先マスタ」の居住者区分が非居住者であれば、任意の源泉徴収税率に指定した税率で計算します。 |
⑭ノンブル | ページ番号 |
お支払通知書 表示項目(閾値未満による繰越通知の場合)※通常のお支払通知書との相違点を記載

項目 | 内容 |
---|---|
①挨拶文言 | 通常のお支払通知書の挨拶文言とは別に設定可能 デフォルト文言を変更したい場合は、「帳票設定」の挨拶文言-支払繰越通知書PDFで登録 |
②繰越案内 | 繰越を通知する案内文を記載 金額は、「基本設定」の支払閾値で指定した金額を出力します |
③内容 | 電子印税/各種お支払/前払金精算/前回繰越金額 を表示 ・明細はそれぞれ「電子印税明細書」「各種お支払明細書」[前払金精算明細]に出力されます ・当該支払処理対象期間の明細を出力します。 ・前回繰越金額に対応する明細は出力されず、また次回支払通知時には今回の明細内容は出力されません。 |
④支払金額(税抜) | 内容に対応する支払金額 |
⑤税抜合計額 | 内容に対応する支払合計金額 ・消費税、源泉税は表示しません。 |
電子印税明細 表示項目

項目 | 内容 |
---|---|
①帳票コード | 「帳票コード」を下記書式で出力 PA-[支払先コード]-[支払年月] ・「帳票設定」の帳票コードで、表示/非表示の選択が可能です。 ・売上明細、各種お支払明細、前払金精算明細にも同様に表示されます。 |
②宛名 | デフォルトでは「支払先マスタ」の支払先名+様を出力します。 宛名1、宛名2の登録があった場合、支払先名に代わり出力します。ペンネームや企業の部署、担当者名等を記載したい場合ご利用ください。 宛名敬称の登録があった場合、様に代わり出力します。 ・「帳票設定」の宛名で、表示/非表示の選択が可能です。 ・売上明細、各種お支払明細、前払金精算明細にも同様に表示されます。 |
③支払対象期間 | 該当支払月の支払対象となる電子印税の売上計上月を出力 |
④印税金額(税抜) | 税抜印税金額 |
⑤電子印税明細項目 | 表示項目の詳細は、「マニュアル」-「印税計算」に記載のこちらをご参照ください |
⑥ノンブル | ページ番号 |
各種お支払明細書 表示項目
項目 | 内容 |
---|---|
品目 | 「編集原価」で登録した「編集原価区分名 商品名 件名」を表示 |
数量 | 「編集原価」で登録した数量を表示 |
単価 | 「編集原価」で登録した単価を表示 |
支払額(税抜) | 「編集原価」で登録した数量×単価の金額を表示 |