設定されたスケジュールに沿って行う業務処理では、どの様な流れでどんな操作をして行くのか、について説明します。
業務処理の流れ
PUBNAVIを利用開始するには、下の図に示すように(ピンク部分の)業務処理の前に(青部分の)初期設定を行う必要があります。
業務処理には 3つの作業(下図の濃いピンク部分)があります。販路(書店や取次)からの売上データを取り込む売上取込を行いその売上データを印税契約マスタの内容で印税計算して、支払先マスタの内容で支払処理して行きます。

3つの作業について以下に説明していきます。
売上取込 〜 印税計算
売上取込と印税計算までは一連の処理として、下の図の中央枠内に示される作業の流れになります。

売上取込
- 販路(書店や取次)からの売上データ(ExcelやCSV等のファイル)を取り込みます。
- 取り込んだ売上データを確認します。Excelファイルをダウンロードして確認することもできます。
印税計算
- 確認ができたら、売上入力を締めて印税計算を行います。
- 計算結果を確認します。
- 計算結果を明細書で確認します。
- 確認ができたら、計算を確定して、支払先毎の明細内容も確認します。
進めていった処理は元に戻せるの?
[操作ボタン]で処理が実行されると、データの状態変化に合わせて[操作ボタン]も次の操作に変化したり、帳票などのダウンロードボタンが有効になったりします。このように変化していった状態は、行右端にあるメニューから一つ前の状態に戻すことができます。処理の流れに沿った「状態の遷移」はこちらで確認頂くことができます。
支払処理
スケジュール設定された支払月には、以下の流れで支払処理を行います。

編集原価
- 印税以外の支払科目があればここで登録することで印税と合わせて支払集計されます。
- 編集原価画面からダウンロードした[編集原価取込フォーマット.xlsx]の内容を埋めてアップロードします。
支払処理
- 確定済みの印税と編集原価(あれば支払保留)を集計します。
- 集計後、支払明細_yyyymm.xlsx の 5つのシート(支払通知・支払明細・印税明細・売上明細・各種お支払明細)を確認します。
- 確認ができたら集計を確定します。[お支払通知書]を出力して支払先毎の報告内容を確認します。
- ここまで確認したら案内送付すると報告書のPDFが生成されるのでダウンロードして印刷・送付します。
- 送付方法に[メール]が設定された支払先へはここからPDFが添付されたメールを送ることができます。
- またファームバンキングの振込用データをここで出力することもできます。
支払調書
毎年1月には、前年の支払実績を集計して支払調書を作成・送付します。
- 前年一年間の支払実績を集計します。
- 確定する前に支払実績の明細を確認します。
- ここまで確認したら調書送付すると調書のPDFが生成されるのでダウンロードして印刷・送付します。
- 送付方法に[メール]が設定された支払先へはここからPDFが添付されたメールを送ることができます。
- マイナンバー管理システムで取り込むことを想定したCSVファイルが、ここでダウンロードできます。